公開:2018-03-19 更新:2019/02/13
スタッフブログ9回目からは、モントリオールから取材が始まる石井編です。 チケットを観ると9:40にカルガリーに着き、そこから乗り換えて12:15発の飛行機でモントリオールへ向かう様子。乗り換えに2時間半も待つんだ~、退屈…と思っていたのだが、後にこの長い待ち時間に救われることになった。
うきうきと搭乗したのはいいが(飛行機に乗るときはいつもうきうき!)飛行機の離陸が2時間遅れたのだ。え、乗り換えがやばくない!? カルガリーに到着したのは11:20頃。搭乗が始まるのは11:40。20分しかない。 乗り継ぎ便も遅れるのかな、と思ったら電光掲示板にはON TIMEと書いてある。そんな!! 入国審査はあまり手間取らず、すぐに通過。荷物を受け取り、乗り継ぎ便はこちらという指示に従って小走りに移動。ところが!スーツケースを預けるカウンターに長蛇の列が。しかもいっこうに進む気配がない。見ると、窓口には女性が一人しかいなくて、なんと、スーツケースを載せるベルトコンベアーが故障しているようす。スーツケースはベルトコンベアーに載せられたまま動かない。女性は、どこかに電話をしているが、ラチがあかないようす。 すっかりパニクって、ついに何か叫んだ。英語がよくわからなかったがどうやら「乗り継ぎ便に遅れたくない人は、ここにスーツケースを置いて、もう行っちゃって!」と言っているようす。置いていけば、あとで、ちゃんと仕分けして目的地に送り届けてくれるんだよね…。もう信じていくしかない。私のほかにも数人が、スーツケースを置いてダッシュ。なんとか搭乗に間に合って、小さな国内線に搭乗。すぐに爆睡。
さて、4時間のフライトののち、飛行機は無事、モントリオールに到着。窓の外には雪景色が広がる。が、そんなことよりスーツケース。国内線のせいか、ターンテーブルで送られてくる荷物がいやに少ない、と思っていたら、ガタんと大きな音を立ててターンテーブルがストップ。え?もう荷物はこれでおしまい、ということ? 周囲から「Oh No」といったため息が。どうやら、スーツケースが届かなかったのは私だけではないようだ。 搭乗券の裏に貼付けられたクレームタグを生まれて初めて使う日がきた。カウンターのおじさんに、「My suitecase!」とクレームする。どうやらトロントに行ってしまったようだ。ああ。そういえば、乗客はトロントに向かう人が多かった。だから、あのパニクっていたおばちゃん、えいやで、ぜーんぶトロント行きにしちゃったんですね。
スーツケースがなくて、明日のマギル大学訪問に来ていく服、どうしよう、とか、考えていると憂鬱に…。しかし、気を取り直して、ダウンタウンに行き、今日泊まるアパートにいかなければ。 ダウンタウンに行くシャトルバスの乗り場がよくわからない。えーい、タクシーにしちゃえ。空港内を歩いていたら、ウーバータクシー乗り場というのがあるので、その辺りでウーバータクシーを呼んでみた。3分ほどで到着。 運転手は移民らしいお兄さん。「ロストバゲージでさ、困っちゃったよ」と言うと、「ちゃんとクレーム言った?戦わないとだめだぜ!うちの妹がロストバゲージのとき、えらく文句を言って、航空券をただでGETしたぜ、受付の人じゃだめ、ボスを呼べと言わないと」と親切に?教えてくれた。が、そこまでする元気は…。
高速道路は工事中とかで、普通の道路を通ってダウンタウンまで。「モントリオールに投資すればいいぜ、5年後、10年後には倍になるから」と運ちゃん。「モントリオールは今、開発が進んでいるんだ、中国人がダウンタウンのドミトリーをどんどん買っている」とのこと。「映画のロケにもよく使われるんだ。トロントとかハリウッドは高いけどモントリオールは安いからね」 運ちゃんと軽くチャットをしているうちに、目的地に。Air B&Bで見つけたアパートメント。グーグルマップのストリートビューで観たのと同じ建物だ。 ピンポンと呼び鈴を押すと、ホストのBOYCOさんがドアを開けてくれた。「俺、BOYCO、こっちはガールフレンドのNAT」あ、なるほど、結婚はしていないんだ。軽いカルチャーショック。
BOYCOとNAT
部屋はとても素敵!!日本で言えば8畳くらいのベッドルームが今日のお宿。キッチンもリビングもすごくセンスがいい。着替えがなくてちょっとがっかりだけど、よく眠って明日の取材に備えよう!
センスのよいお部屋にテンションも上がります!
この記事を書いた人
香川県生まれ。京都精華大学美術学部洋画科卒。アパレル商社、企画会社、教育・IT系、編集プロダクション等で働いた後、出産を機に売り込みを経てフリーライターとなる。子育てから、健康、食、教育、留学、政治まで幅広いジャンルで執筆・編集活動を行う。編集を手がけたメイツ出版発行の『中学生の成績が上がる教科別ノートの取り方最強のポイント55』は、20刷りを超えるベストセラーとなっている。編集講座、ライター講座の講師も務める。3児の母。趣味はボルダリング、HIPHOPダンス、登山(ただし低山専門!)。 Official Website:ishiprox.com |
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