Text/Akiko Suyama Photo/Eri Shirakawa
オーナーが無線LANを設置してくれたので、自分の部屋でもインターネットに接続できるが、プリンタが必要な時はリビングでオーナーのPCを拝借。リビングには小物や植物が飾られている。
宮平さんの住む部屋は3階。窓からは遠くにシティが見える。シェアでは通常、机やベッドなど主要な家具はオーナーが用意することが多いので、スーツケース1つでシェア生活をスタートできる。
勉強に適した静かな環境 ビーチまでも歩いて10分
シティから南へ電車で約20分のコガラ駅。商店街を抜けると、宮平聖子さんの住むフラットがある。ビーチへも徒歩圏の静かな住宅街だ。
大学の建築科を卒業後、建設会社に3年間勤めた宮平さんは、ワーキングホリデーでシドニーを訪れ、もともと興味のあったスパ・セラピーとネイルをカレッジで学ぼうと決心。現在は、入学に必要な英語力を身に付けるため、シティの英語学校に通っている。以前は6人が暮らすフラットで韓国人女性とルームシェアをしていたが、落ち着いて勉強するため一人部屋に引っ越すことに。今のフラットの募集はインターネットで見つけた、オーストラリア生活の長い日本人オーナーとのシェアだ。通学に便利なことに加えて、全体的にキレイで、自分専用の冷蔵庫があり、シャワールームが広めで使いやすい点が決め手だったとか。
宮平さんの夢は、30歳までに独立して、自分で設計したスパをオープンさせること。「夢は大きく!」と目を輝かせる宮平さんの留学生活は、静かで快適なシェア暮らしに支えられている。
オーストラリアの紫外線は強力!
シドニーは一年中紫外線が強く、特に冬は乾燥するので、肌と髪のケアには十分気を配りたい。日焼け止めやマッサージジェルなどは現地でも手に入るが、美白用の化粧品は日本から持参した方が無難。
「輸入品」はやっぱり高め特売品を賢く購入
日本の食材は日系をはじめ中国・韓国系のスーパーでも手に入るが、輸入品なので値段は高め。日本語情報紙の広告で特売をチェックしたい。韓国系スーパーで日本の物とよく似た食材が安く買えることも。
日本語の本は古本屋で日本人向けウェブサイトも便利
日本語の本は、シティや近郊にある日系の古本屋をチェック。英文法の参考書や小説など掘り出し物が見つかるかも。日本人が利用するウェブサイトの「買います」欄に書き込むのも1つの方法だ。
スーパーのエコバッグは部屋の整理にも利用価値大
スーパーなどが環境保護のためビニール袋の代わりに利用をすすめているエコバッグ。1ドル前後で手に入るこのバッグ、宮平さんのようにタオルなどを入れてワードローブ内の整理に使っても便利!
携帯電話携帯電話は自分に合ったプランをメッセージはSMSで
携帯電話の利用方式は主にプリペイド、レンタル、契約の3種類。同じ通信会社の携帯同士なら通話が無料になることも多い。メッセージの送受信はEメールよりもSMSと呼ばれるシステムが主流だ。
電車ならウィークリーやマンスリー、バスなら10回乗れるチケットがお得
宮平さんの住むコガラ駅からシティのセントラル駅までは、通常は往復6.40ドルだが、7日間パスは26ドル、30日パスを購入すると、パスケースも付いてくる
ニューサウスウェールズ州では、留学生は一部の私営バスなどを除き公共交通機関の学割は利用できないが、お得なチケットを利用すれば交通費を節約できる。電車に毎日乗る場合は、7日間や30日間有効のバスがおすすめ。バスを頻繁に利用するなら、10回乗れる「トラベルテン」がお得だ。
例えば通常1ドル70セントの区間のトラベル店は13ドル60セント。フェリーにも同様の「フェリーテン」がある。また、指定区間内のバス・電車・フェリーが1週間乗り放題になる「ウィークリー・トラベルパス」は、電車とバスを乗り継ぐことが多い人に便利だ。特にフェリー料金は高めなので、いろいろな交通機関を使って観光したい時にもおすすめ。これらのパスの情報はトランスポート・インフォライン(www.131500.com.au)でチェックできる。
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