フランスの「ミュージアム」事情
公開：2013-06-13 更新：2018/08/02
現代アートのホットスポット「パレ・ド・トーキョー」
グラフィティ・アーティストのアンドレが経営している館内のブティック。
新進気鋭のクリエーターの作品や日本のオタクグッズが目を引く
ルーブル、オルセー、ポンピドー、とまさに美術館の宝庫パリ。
なかでもユニークな名前のパレ・ド・トーキョーは2002年にオープンして以来、新しい感覚の国立現代アートセンターとして、ひと際個性を放っている。
セーヌ河岸に立つ建物全体は1937年のパリ万国博覧会の際にパレ・ド・トーキョー（東京館）として建てられたもの。
ニ分された東棟はパリ市立近代美術館（1961年開館）になっている。
自然光の入る高い天井や仕切りのない4000平方メートルという広大なスペースはとにかく圧倒的。
美術、音楽、映像、ファッションといったジャンルを超えた同時代のクリエーションがリンクする実験場という雰囲気だ。
展覧会開幕前夜は無料開放され、またメディアターというスタッフが館内に常時いるので、気軽に作品の説明を聞くことができる。
さらに深夜12時までオープンしているのはパリの美術館の中でもここだけ。
留学生はもちろんのこと、現代アートはちょっと苦手、と思っている一般大衆にも気軽に足を運べる配慮がなされた開かれた美術館だ。
開放的でモダンなデザインのランプが印象的なレストラン“Tokyo eat”
重厚な建物の西棟にある入り口
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