花火ができるのはハロウィンだけ!?
家庭での使用は自治体が制限
「花火あります!」の看板。余談だが、ハロウィンの夜は犬が花火の音に怯えてしまうため、犬の散歩を控える人が多い
花火といえば、日本では夏に欠かせない風物詩のひとつ。花火セットがスーパーやコンビニで手に入り、家庭でも気軽に楽しむことができる。しかし、カナダではちょっと事情が違うのだ。
例えば、
バンクーバーでは、一般家庭で花火が楽しめるのは10月31日のハロウィン当日だけ。花火を購入できるのもハロウィン・シーズンの10月25日〜31日と自治体で定められている。そういうわけで、毎年10月25日になると「FIREWORKS!!」(花火あります!)の看板を掲げた期間限定の花火屋さんが街のあちこちに出現。売られているのは、地面に置いて火をつけると勢いよく宙に飛んでいくようなロケット花火や打ち上げ花火が主流だ。花火の購入&使用ができるのは19歳以上で、市からの許可証も必要となる。
ハロウィン当日は、あちこちで「ピュ〜〜〜。パン!パン!」と花火の音がこだまし、緑や赤の光が闇にきらめいてお祭り気分を盛り上げてくれる。しかし、火が燃え移って火事になるという事態も毎年発生しているので、ワーホリ中に花火をする機会がある場合はくれぐれもご注意を。
ここではバンクーバーを例に出したが、トロントでは一般家庭で花火ができるのはビクトリア・デーとカナダ・デーなど、花火に関する決まりは各自治体により異なる。こうした規制はカナダ以外の国でも珍しくないので、興味のある人は渡航先の自治体のサイトを検索するとか、滞在先のホストファミリーに事情を聞いてみよう。
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