オーストラリアでは非常識？

海外の常識・非常識オーストラリア編

公開：2013-09-03　更新：2018/07/19

少雨の乾燥大陸は節水が必須。
長いシャワーや皿洗いはトラブルの元

慢性的な水不足に悩むオーストラリアでは、水を節約するのは当たり前の生活習慣となっている。ところが、日本人の多くはきれい好きで節水に慣れていないため、バスルームやキッチンで湯水を出しっぱなしにして髪を洗ったり、食器を洗ったりして、使いたい放題に使ってしまう。そのため、ホームステイ先の家庭やシェアの同居人からひんしゅくを買うケースは少なくない。

給湯システムの違いから、湯を使いすぎて冷水しか出なくなってしまうという問題も。瞬間湯沸かし器が普及していないオーストラリアの家庭では温水タンク方式が主流なので、タンク内に貯まった湯を一度使い切ると、しばらく冷水しか出なくなる。日本にいる時と同じようについつい長時間シャワーを浴びたり皿洗いしたりすれば、同居人に思わぬ迷惑をかけてしまうだろう。

温水タンクの電気消費量は多いので、電気代をめぐってもめる場合もある。オーストラリアの賃貸物件では通常、水道代はオーナーの負担だが、電気代は同居人の人数で割るのが一般的。電気代が近年、大幅に上昇していることから、同じ家で温水を少なく使う人は当然、多く使う人と負担が同じでは不公平だと考えてしまう。無用なトラブルを避けるために、シャワーは2〜3分で済ませ、お皿も冷水で浸け洗いするなどの対策を心がけよう。

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