公開:2017-02-10 更新:2019/02/14
イタリア4日目。 9:52発のRegionale Veloce(地方を走る快速列車)に乗ってペルージャからフィレンツェへ。 今回は、乗り換えなしの直通、終点まで乗りっぱなしなので安心。ローマからペルージャ行きの電車は2等車しかなかったけど、今回は1等車。ちょっとわくわくしたけど、別に1等車も2等車も車両に大差なし。
無事、Firenze S.M.Novella駅に到着。まずはホテルで荷物を降ろしたいのだが、うっかり徒歩30分もかかるホテルを予約してしまった! 取材まで2時間もあるから、歩いていくか、とスーツケースをごろごろしながらホテルを探す。 フレッドに習って、紙の地図を広げるのではなくGoogleMapでスマートに道を探そうと思うのだがなかなか難しい。イタリアって所々に大きな広場があって、そこから放射状に道が出ているので方向感覚を失う。GoogleMapだと誤差もあってどうもうまく道が探せない。結局、私の場合は通り名を頭に叩き込んで、それをたどって歩いたほうがいいみたい。20分くらい迷ってギブアップ。駅にもどってタクシーを拾いました。軽い敗北感…。 ホテルに着いて、大きな地図をもらうと、とてもシンプルに中心地に行く道順がわかった。午後からの取材は歩きで行けそう。
最初のアポイントは、Scuola Leonardo da Vinci Firenzeという語学学校に通う生徒さんと。 ドゥオーモの近くにあるという学校を訪ねます。
学校は、窓からドウォーモが間近に見えるという好立地。ヨーロッパ系の留学生が多く、日本人はかなり少ないので、イタリア語環境にどっぷりつかりたい人にはおすすめ。オリジナルのカリキュラムで、イタリア語を学びながら、自然とイタリアの文化や歴史、レストランでの振る舞い方などが学べる内容。 取材のあとは、学校近くの人気&老舗のカフェGilliでカプチーノとティラミスを。本場のお菓子を食べたのは意外に始めて(いつも飲みのほうに行ってしまうので)。美味でした。
夕方5時からは、レッピュブリカ広場近くのジュエリー会社で、フリーランスのグラフィックデザイナーとして働く女性、古川さんを取材。通訳や日本から出張に来る方のアテンドの仕事も増えているのだそう。イタリアは、ファッション関係、自動車、医療器機、食品などさまざまなジャンルの国際的な展示会が頻繁に開催され、古川さんのように、英語、イタリア語、日本語ができる人は引っ張りだこ。忙しい合間の取材でした。
夕食は、古川さんの案内で、有名なポンテベッキオが一望できるバールにてアペリティーボ。アペリティーボとは、本来は食前酒の意味ですが、最近では、飲み物1杯の料金で軽食を食べ放題のお店で飲み食いすることを指すようです。
10ユーロ前後でお腹いっぱい食べられるとあって、学生たちには人気らしい。そんなことしてお店はやっていけるの?と心配になりますが、ツーリストにとっても嬉しいシステム。深酒せず、軽く飲んでさっと解散できるのもいいかも。
帰りに、バールのすぐ近くで、古川さんのお知り合いが民泊をしているお部屋を見せてもらいました。ドアをあけると、いきなり広いリビングが。床は本物の大理石。窓の向こうにはアルノ川とポンテベッキオが見えます。
壁にかかっている絵や細かな細工が見事な家具などは先祖代々受け継がれた本物のアート。キッチンとベッドルーム2つがあって、1泊シーズンオフで3?4万円から。次フィレンツエに来るときはここに泊まりたい!!
家主さんはここには住んでおらず、30年間借りてもなく空いたままだったらしい。固定資産税がかさむので、民泊でわずかでも収入が得られるのは助かるのだとか。イタリアは超不景気だと皆さん口を揃えますが、貴族とか大富豪でなく普通の人がこんなすごい家を持っているというのがイタリアのすごさですね。いいものを見せてもらいました. さて、今日もすごく歩いたのでへとへと。部屋に帰って寝ます!
この記事を書いた人
香川県生まれ。京都精華大学美術学部洋画科卒。アパレル商社、企画会社、教育・IT系、編集プロダクション等で働いた後、出産を機に売り込みを経てフリーライターとなる。子育てから、健康、食、教育、留学、政治まで幅広いジャンルで執筆・編集活動を行う。編集を手がけたメイツ出版発行の『中学生の成績が上がる教科別ノートの取り方最強のポイント55』は、20刷りを超えるベストセラーとなっている。編集講座、ライター講座の講師も務める。3児の母。趣味はボルダリング、HIPHOPダンス、登山(ただし低山専門!)。 Official Website:ishiprox.com |
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