料理専門学校ALMA
3日目はミラノから少し離れたColorno(コロルノ)という町にある、料理専門学校ALMA(アルマ)へ訪問。
電車の特急で1時間強かけてまずはパルマへ。
セントラル駅に着くと、チケットカウンターは大行列で、整理券をもらってからも何時間も待たされている人たちでいっぱいになっている・・・。
時間に余裕をもって行ったのにアポに間に合わなくなりそうだったので、券売機で目的地をいれてチケットを購入してみたら、意外と簡単に電車とバスの両方のチケットが購入できて一安心。
ヨーロッパの電車は日本とはまた違うデザインのものが多く、子供が喜びそうな光景に思わず電車をパシャパシャ撮影しちゃいました。
電車はちゃんと定刻通りに出発してくれたおかげで、コロルノには少し早目についたので町を散策することに。
ALMA近くの街並みは、中世ヨーロッパの建物がそのまま残っていて、タイムスリップしたかのようなすごくノスタルジックな雰囲気の路地裏が魅力的な町。
そしてそんな雰囲気の町で、象徴的な大きなドゥカーレ宮殿の中にALMA料理学校はあります。学校とは思えない雰囲気に、建物に入る前から圧倒されてしまいました。
16~17世紀に建設された宮殿を学校として使えるように貸し出し、税金を使わずに歴史的建造物をメンテナンスして後世に残そうという、とても合理的な方法で宮殿を保っているのです。
ALMAのあるコロルノという町はパルマ県にあり、パルマは「パルミジャーノ(パルメザン)・レッジャーノ」などのチーズや「パルマハム」「バルサミコ酢」など、イタリアの食文化の中心地としてユネスコの世界遺産食文化部門にも登録されている地域。
ALMAはそこでイタリア料理専門の学校として多くの学生に教えているのです。
パルマ~コロルノ間は、広大な田園風景が広がるのどかな地域なので、ミラノまで行く場合には少し足を延ばして、美味しいハムやチーズも堪能してみてはいかがでしょうか?
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