オーストラリアの「ミュージアム」事情
公開：2013-06-13 更新：2018/08/02
知的好奇心をかき立ててくれるオーストラリア最古の博物館
サンド・ストーン（砂岩）造りの荘厳な建物。
博物館の創立は1845年だが、現在の場所に開館したのは1857年
シドニー市民の憩いの場、ハイド・パークに隣接したオーストラリア博物館は、自然史や民族学、生物学などを扱ったこの国最古の博物館だ。
最大の見物である巨大な恐竜の骨格の展示は圧巻。
数カ月ごとにテーマが変わる特別展示、珍しい鉱物や昆虫、動物の骨格などの豊富なコレクションも見逃せない。
ただ展示物を並べるだけではなく、簡単な操作でビジュアル的に解説するインタラクティブな装置が数多くあり、オーストラリアの自然科学や先住民アボリジニの文化をわかりやすく学べる。
また、図書館や自習室では誰でも標本や資料を手に取って触れることができるなど、知的好奇心をかき立ててくれる演出がいっぱいだ。
玄関ホールのミュージアム・ショップでは、博物館のロゴや展示物のイラストが入ったマグカップやTシャツ、小物などのほか、専門書や鉱物・動植物の標本、子ども向けのおもちゃや絵本など充実した品ぞろえ。
館内を歩き疲れたらカフェやビストロも利用できる。
童心に帰って、太古のオーストラリア大陸にタイムトリップしてみよう。
圧倒的な存在感があるマンモスの骨格
巨大なクジラの骨格がつり下げられた玄関ホール。
写真左にミュージアム・ショップがある
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